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【叙勲・褒章のお祝い】受章祝いの祝電のマナーとおすすめギフト

叙勲・褒章
2024/05/15 更新日:2024/08/29
国は毎年、春と秋に「叙勲」「褒章」を国民に与えています。
叙勲と褒章は、毎年4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)の2回行われ、4月は「春の叙勲・褒章」、11月は「秋の叙勲・褒章」と呼ばれています。これは国から認められた人が与えられるもので、名誉のしるしとなるものです。家族や友人、取引先の方やお世話になった方が栄誉ある受章をされた際には、ぜひ電報で祝福の気持ちを伝えましょう。
そこで今回は「叙勲・褒章」の意味や、電報でお祝いを伝えるときのポイント、おすすめの電報台紙について解説していきます。

叙勲・褒章とは何のこと?

叙勲とは

「叙勲」とは「勲章を与えること」を意味しています。
そして「勲章」は、国や公共に対しての顕著な功労があった人に対して贈られるものです。叙勲は個人を対象としており、功労や功績、その内容によって受ける勲章が異なります。
現在日本で行われている叙勲には、毎年4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に行われる「春秋叙勲」のほか、「危険業務従事者叙勲」「高齢者叙勲」「死亡叙勲」「外国人叙勲」があります。
危険性の高い業務に従事した方を対象とする「危険業務従事者叙勲」は「春秋叙勲」と同日付で授与されており、そのほかの叙勲に関してはその都度行われています。

また、勲章の中でも、日本文化の発達に関して顕著な功績のあった方に授与される「文化勲章」だけは11月3日(文化の日)の秋の叙勲の時のみ、授与されています。

褒章とは

「褒章」とは、社会において優れた功績や功労を示した人に贈られるものです。褒章は個人のみならず団体も対象とされます。褒章には6つの種類があり、内容によって与えられる褒章の色が違うという大きな特徴があります。
たとえば、「自分の命を顧みず人を助けた」という人には「紅綬褒章」という紅色の褒章が、長年熱心なボランティア活動を行ってきたという人には「緑綬褒章」という緑色の褒章が与えられます。

勲章と褒章の種類や授与対象については、特集ページで詳しく紹介しています。

叙勲・褒章 受章のお祝い電報・ギフト特集


「叙勲・褒章」というと、とても特別で、かつ一般の人から見ると縁遠いものに思われるかも知れません。しかし比較的多くの人を対象とする「瑞宝単光章」などは非常に多くの人が受章しています。たとえば2024年の春の叙勲では、これを受章した警察官・自衛官などは1,800人を超えています。

多くの人が受けるものであっても、これがその仕事や事業に従事してきた人にとって格別な意味を持つものであることは事実です。そのためお知り合いの方が対象となったときは、お祝いの気持ちを伝えると喜んでいただけるでしょう。

叙勲・褒章の祝電のマナー

ここからは、叙勲・褒章の祝電のマナーについて簡単に解説していきます。

送るタイミング

叙勲・褒章の祝電は、可能な限り早く送ることが重要です。「叙勲・褒章を受けた」という連絡を受けたり、新聞やニュースなどで知ったら、すぐに出すようにしましょう。
ただ、叙勲・褒章のなかでも大きな章の場合は受け取った人が多忙になることが多いため、一般的には連絡を受け取ってから10日以内に送ればよいとされています。

送る場所

叙勲・褒章の祝賀会が開かれる場合は、祝賀会の会場あてに送ります。なお送った祝電は、祝賀会で読み上げられることがあります。
祝賀会が開かれないもしくは祝賀会の場所が分からない(祝賀会が開かれるかどうか分からない)場合は、ご自宅に送るようにします。

受章祝いに贈るお花の立て札について

アレンジメントフラワーや胡蝶蘭には、送り主の氏名を明記した「立て札(札名)」をつけることができます。立て札は、お花が誰から送られてきたものなのかを明らかにするために立てるものです。そのため、立て札に記載するのは、お祝いの文言である「飾り文字(表書き)」と「送り主の名前」です。
※送り主の希望によっては、贈る相手の名前を記載することもあります。

「飾り文字(表書き)」は立て札の上部に赤字(朱色)で記載されます。
叙勲・褒章の受章祝いの表書きは、「御祝」「祝 御受章」「御受章御祝」「祝 〇〇章受章」「祝 〇〇章受章御祝」「叙勲御祝」などとします。

立て札の下部には、「送り主の名前」が記載されます。
もし、会社から送る場合には、「送り主の会社名のみ」、もしくは「会社名 社員一同」とします。

メッセージでは「受章」と「受賞」の違いに注意する

「受章」と「受賞」は2つともよく似ていますが、言葉の意味は異なります。「叙勲・褒章」のお祝いにはどちらの言葉を使えばいいのか、それぞれの言葉の意味とともに解説します。

「受章」とは、「勲章や褒章を受けること」を意味します。
勲章や褒章などの「章」は、国や社会に対して立派な行いをしたり、偉大な功績や業績を残した人物に対して、国が授与するものです。
(例)瑞宝大綬章、紫綬褒章など

ですので、「叙勲・褒章」のお祝いの際は「受章」が正しい表記となります。

一方で、「受賞」とは、優れた成績を収めたことを認定する際に贈られる「賞を受けること」を指します。「賞」は、芸術やスポーツなどの分野での活躍を評価し、称えるために授与されるものです。
(例)アカデミー賞、スポーツ賞など

「章」と「賞」は、相手の貰ったものに合わせて使い分けるようにしましょう。ただ、どちらも読みが同じであるため、非常に間違いやすい言葉でもあります。「叙勲・褒章」のお祝いメッセージを考える際は、間違えないよう特に注意が必要です。

叙勲・褒章お祝い文例を関係性別にご紹介

叙勲・褒章
叙勲・褒章を受けた相手に対しては、直接お祝いの言葉をかけたり、パーティーや祝賀会をしたりしてその労をねぎらい、受章を寿ぐのが良いでしょう。
ただ、「直接お祝いの言葉をかけるには、住んでいる場所が遠すぎる」「身内というわけではないが、気持ちは伝えたい」「相手に気遣わせない範囲で、お祝いの思いを伝えたい」という人もいることでしょう。
その場合は、「電報」を使ってお祝いの気持ちをお伝えします。電報はすぐに相手の手元に届きますし、パーティーの場などでも披露してもらえる可能性があるものです。

ここでは、ケース別に、叙勲・褒章の電報の文例を関係性別に紹介していきます。


【友人から】
「この度は○○のご受章、誠におめでとうございます。学生時代から警察官を志し、定年退職まで勤めあげ、多くの人を導いた○○君は○○学校○期生の誇りです。これからのますますのご活躍をお祈りしています。」

【成人した子どもから】
「お父さん、勲章(褒章)の受章、おめでとう。お父さんが人のために世の中のためにと、昼夜を問わずに働いていたことは、娘の私がだれよりも知っています。これからは自分の体のことも労わりつつ、元気で活躍していってね。」

【会社の(元)同僚・後輩から】
「栄えある叙勲、心からお祝い申し上げます。○○部長(役職名)のご功績が認められて叙勲に繋がったこと、後輩としてとても嬉しく思っています。これからもより一層のご活躍を祈念いたしております。」

【取引先の相手に】
「長年のご功績に対する栄光あるご叙勲、心よりお慶び申し上げます。貴社の益々のご頌栄をお祈りいたします。」

どのような立場から送る場合であっても、基本的には、
・叙勲(褒章)、おめでとうございます
・あなたが叙勲(褒章)を受けるのに相応しいご活躍をしていたことを、私(私たち)は知っています
・今後あなた(貴社)がますます活躍されることを祈る
という3つの柱で内容を構成すると間違いがありません。

もっと簡潔に記したいのであれば、「ご叙勲おめでとうございます」などのように一文にまとめることもできますが、やはり「活躍されていたことをよく知っている」「これからもあなたの活躍を望んでいる」などの文章を入れた方が、受け取った人のことをより喜ばせられるでしょう。

叙勲・褒章お祝い文例 はこちら

叙勲・褒章のお祝いにおすすめの電報・ギフト

ここでは、叙勲・褒章のお祝いにおすすめのギフトを紹介していきます。
叙勲・褒章の電報は、お祝い事であるため、それに相応しい慶事用のものを送ります。また受章される人は、基本的にはご年配の方が多いことを念頭において、その世代の人が受け入れられやすいものを選ぶようにすると失敗がありません。

お花(生花・プリザーブドフラワー)

お祝いの席に欠かすことのできない「花」は、もちろん叙勲・褒章のときに贈っても喜ばれます。永久に美しさを保つプリザーブドフラワーを贈っても良いですし、明るさと祝いの雰囲気を作るのに最適な生花を贈ってもよいでしょう。
特に褒章の場合は、褒章の名前には色が入っているため、相手の受章した褒章に合わせてお花の色を選ぶとより喜んでいただけます。

プリザーブドフラワーの一覧はこちら

花束やアレンジメントフラワーなどの一覧はこちら

胡蝶蘭

花のなかでも取り分け、胡蝶蘭はその美しさとかたち、花言葉(「幸せがやってくる」)から人気を博している花です。
叙勲のお祝いの予算の相場が5,000円~30,000円であること、「5」という数字が切りがよいことから5本立のものがおすすめですが、ピンクと白から色を選べる3本立のものもございます。

胡蝶蘭の一覧はこちら

カタログギフト

受章のお祝いにギフトを贈りたいと思っても、相手の好みがわからないことがよくあります。このような場合には、カタログギフトが最適です。相手が自分の好きなものを選べるだけでなく、受章発表後は忙しくしている相手の都合の良いタイミングに商品を受け取れるという点でも便利なギフトです。また、カタログギフトは価格帯の幅が広いので、関係性に合わせた金額のものを選びやすいという送る側にとっての利点もあります。

カタログギフトの一覧はこちら

また、ここで紹介したギフト商品以外にも、ギフトを多数揃えております。
ほかのものも参考にしたい、という方はぜひこちらもご確認ください。

祝電・お祝い電報についてはこちら

電報台紙

最後に、叙勲・褒章のお祝いにおすすめの電報台紙をいくつか紹介していきます。
重厚感があるうえに美しく高級感があるため、お祝いのメッセージにぴったりの電報です。特に勲章をもらう人の年齢層は高めであるため、こういうタイプの電報台紙が喜ばれるでしょう。 赤い台紙で見る人の目を一瞬で引き付ける「称賛」は、国から讃えられ、叙勲・受章した人とよくマッチするものです。「一般的な電報とは少し異なったものを贈りたい」「比較的若い世代の人が受け取り主になる(あるいは、比較的若い世代の人が送り主になる)という場合は、このような印象的な台紙を選ぶのもひとつの手です。 最後に、ローコスト帯ながら、上品で優雅で高級感のある慶事用の電報を紹介します。送りやす価格であることもあり、やや遠い関係の人に送っても相手を委縮させません。また、法人から個人に送る場合も有用です。昔から祝い事の象徴として扱われてきた白鶴が美しいこの電報は、老若男女・送る側・送られる側の立場や関係性を問わずに選べるものとして、非常に汎用性が高いのが特長です。


上記以外にも叙勲・褒章におすすめの電報台紙を数多くご用意しています。一覧は下記からどうぞ。

お祝い 電報台紙の一覧はこちら

まとめ

春と秋、2回にわたって国から渡される叙勲・褒章は、それを受ける人にとって非常に特別な意味を持つものです。受け取った人のなかには、「これこそが、自分が警察官として意味ある人生を送ってきたことの象徴である」と述べる人もいます。
そのように特別なものであるからこそ、相手に喜んでもらえるように、送る側も素敵なギフトや電報台紙を選んでみてはいかがでしょうか。

電報屋のエクスメールでは、叙勲・褒章のお祝いにおすすめの電報台紙や、電報と一緒に贈ることができるギフト商品を多数取り揃えております。
また、送り方やマナーに不安のある方でも安心して電報を送っていただけるように、お電話、メールでもサポートさせて頂いております。お気軽にお問合せください。

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