喜寿のお祝いにおすすめの電報とギフト・文例をご紹介
2023/04/13 更新日:2024/08/30
「大切な人に長生きしてほしい」という気持ちは、昔から多くの人が抱いてきたものです。その気持ちを反映して生まれたのが、長寿のお祝いである「賀寿」の考え方です。
賀寿とは、60歳の還暦に始まり、70歳の古希(古稀)、そして、77歳の喜寿といった長寿の節目をお祝いする行事のことです。
今回は、賀寿の中から「喜寿」を取り上げて、喜寿の由来からお祝いの贈り方のマナー、おすすめの電報やギフト・文例をご紹介します。
77歳を祝う~喜寿のいわれ~
ここでは、77歳を祝う「喜寿」の由来について解説します。喜寿とは?
「喜寿」は、長寿を祝う「賀寿」のうちのひとつであり、77歳をお祝いすることをいいます。なぜ、77歳のお祝いを「喜寿」と呼ぶのかというと、その理由は「喜寿」の「喜」の草書体が「㐂」と書かれることにあります。「㐂」を分解すると、「七」「十」「七」に見えることから、77歳のお祝いは「㐂寿=喜寿」となりました。
また、還暦や古希(古稀)は中国での長寿祝いの風習がルーツとされていますが、喜寿は日本で考案された長寿祝いと言われています。
賀寿・長寿のお祝いは数え年?満年齢?
賀寿・長寿のお祝いは、かつては数え年(生まれた年を1歳と数え、お正月が来るたびに一律で1歳年を取るいましたが、現在は満年齢(生まれた年を0歳と数え、誕生日が来るたびに1歳年を取計算方法)で祝ってる計算方法)でお祝いすることが多くなってきました。「数え年で祝うか、それとも満年齢で祝うか」は明確な正解がないものですから、ご家族やご本人の考え方で決めてしまって構いません。
喜寿のお祝いに電報という選択肢はあり?
喜寿をはじめとする賀寿では、家族や親族で集まってお祝いをするのが一般的です。ただ遠方に住んでいるなどの距離的な事情や、新型コロナウイルス(COVID-19)などの感染症の影響で、なかなか会うことができないという場合もあるでしょう。そんなときに長寿のお祝いとして有効な選択肢となるのが、「祝電」です。
また祝電は、「直接お伺いして贈り物などをするほどに深い付き合いがあるわけではないが、お祝いの気持ちは伝えたい」という「ちょっと遠い関係性」の人であっても気軽に送れるというメリットがあります。
そして、現代ではスマートフォンの普及により、電話や電子メール、SNSなどのコミュニケーションツールが充実しています。そのため、LINEや電話でお祝いの言葉を伝える方も増えています。しかし、電報は手元に残る「特別なメッセージ」として現代でも活用されています。メッセージにギフトを添えて贈ることもできますので、喜寿の記念に残る贈り物として電報はおすすめです。
喜寿祝いの贈り物について
喜寿のお祝いにおいて、電報がおすすめの手段である理由の一つに「ギフト」を添えることができるというメリットがあります。お祝いの「メッセージ」にプレゼントを添えることで、より一層お祝いの気持ちを伝えることができるでしょう。そこで悩んでしまうのが「どんなプレゼントが喜寿のお祝いにふさわしいか?」ということです。ここでは、喜寿祝いのギフトを選ぶ際のポイントをご紹介します。
喜寿のテーマカラーとは?
還暦といえば「赤色」のものを贈るというように、喜寿祝いにもテーマカラーがあります。喜寿のお祝いのテーマカラーは「紫色」です。よって、喜寿のお祝いではテ-マカラーである紫色を配したプレゼントを選ぶとよいでしょう。テーマカラーを取り入れたプレゼントによって、喜寿のお祝いの雰囲気や喜びをより一層引き立てることができます。
喜寿祝いにふさわしいプレゼントは?
かつては長寿のお祝いの品といえば「ちゃんちゃんこ」でしたが、現在は・趣味のものなど、本人の好みに合わせたもの
・キエモノであるグルメセット
・プレゼントの定番であるフラワーギフト
・相手が自分で好きなものを選べるカタログギフト
などもよく選ばれています。
お孫さんからのプレゼントなら、ぬいぐるみなどもおすすめです。
なお、熨斗や立札を着けるときは、「喜寿御祝」「祝 喜寿」「寿」などの表書きを選びます。 ちなみに喜寿のお祝いでは、「苦しむ」「死ぬ」の文字の響きに通じる「ク」や「シ」が連続するもの(櫛・クシや、シクラメンなど)は避けるのが無難です。また、「老いていること、老いていくこと」をイメージさせる老眼鏡なども、本人の希望がない限りは避けましょう。
喜寿祝いにおすすめの文例
ここからは、喜寿の電報におすすめの文例を紹介していきます。・お孫さんからおじいちゃんおばあちゃんへの喜寿祝い文例
「おばあちゃん、77歳おめでとう。今度の休みには家族みんなで遊びに行きます。そのときには、おいしいご飯を食べさせてね! 大好きなおばあちゃんが、いつまでも健康でありますように」
・お子さんの立場から、ご両親の喜寿のお祝いの文例
「お父さん、喜寿おめでとう。『親の背中を見て子は育つ』という言葉を、親になった今、しみじみと感じることができます。その背中でたくさんのことを教えてくれたお父さんがいつまでも健康でいてくれるようにと祈っています。」
・昔、仕事でお世話になった方への喜寿祝いの文例
「本日は喜寿のお祝い、誠におめでとうございます。現役時代には多大なるご支援をいただき、多くのことを学ばせていただきました。今でも私の大切な人生の指針となっています。いつまでもお健やかでいらっしゃいますよう、心からお祈り申し上げます。」
ここで紹介した文例は、ほんの一部です。現在の電報は、テンプレートから選ぶこともできれば、オリジナルの文面を考えることもできます。相手のことを思いやり、労わる文章を作っていきたいものですね。
喜寿のお祝い文例はこちら
喜寿のお祝いに送りたい電報・ギフト
ここからは、喜寿のお祝いに贈るのに最適な電報・ギフトをいくつか紹介します。喜寿のテーマカラーである「紫色」のお花が詰まったギフトボックスです。 また、紫色は高貴な色としても知られていますので、喜寿のお祝いにぴったりです。
石鹸でできたフレグランスソープフラワーは、飾って良し・香りを楽しんで良し、お手入れも不要なので、ご年配の方へのプレゼントにもおすすめです。
フレグランスソープフラワーのギフト一覧はこちら
胡蝶蘭は、その蝶に似た花の形から、「幸せが舞い込んでくる」という花言葉があてられています。長寿を迎えた方に対してその後の健康や幸福を願う気持ちを込めることができます。また胡蝶蘭は「花の王様」と呼ばれるものですから、人生の重要な節目である喜寿のお祝いにぴったりの贈り物です。
大きな胡蝶蘭を贈るのもひとつの選択肢ではありますが、ご年配の方だと大きな花の取り回しが難しいので、あえて小さい「ミディ」胡蝶蘭を選ぶことをおすすめします。
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スタンダードな電報台紙も、ひとつ紹介しておきましょう。
愛らしい花の水引は梅の花をかたどっています。梅の花には魔除けや厄祓いの効果があり、いつまでも健康でいられるという縁起のいいものであるとされています。「これからもお元気でいてください」という願いを込めて、梅結いの電報を送るとよいでしょう。
「プレゼントなどはつけず、気持ちだけをお伝えしたい」「ちょっと遠い立場から、祝意だけをお伝えしたい」という場合にも選びやすいのがこの電報の特徴です。
お祝いの電報台紙の一覧はこちら
「色あせず、寿命が非常に長く、美しい状態をずっと楽しめること」といった特徴を持つプリザーブドフラワーは、喜寿のお祝いにぴったりです。
こちらのセレナータ ルネッサンスフレームは、赤いバラとピンクのバラがあしらわれています。赤いバラには「愛情」、ピンクのバラには「感謝」の花言葉がありますので、ご両親やおじいちゃん・おばあちゃん、親しい方への喜寿のお祝いに特におすすめです。フレーム形式になっていて、縦置きと横置きの両方に対応しており、壁掛けもできるタイプなので扱いやすいのも魅力です。
プリザーブドフラワーのギフト一覧はこちら
上記でも紹介したように、喜寿のお祝いの選択肢のひとつとして「カタログギフト」は非常におすすめです。
相手の好みが分からない場合や、少し遠い立場からの贈り物を考える際には、カタログギフトが最適な選択肢となります。受け取った人が自分の好みや希望に合わせて自由に選ぶことができるため、満足度の高いギフトです。
カタログギフト一覧はこちら
他にも喜寿のお祝いにおすすめの電報台紙やギフトを特集ページで紹介しています。たくさんの選択肢からお好みのアイテムを見つけてください。
賀寿・長寿祝いにおすすめの電報と文例のセットはこちら
まとめ
「いつまでも長生きしてください」「これからもずっと元気でいてください」という願いが込められた賀寿は、非常に美しく、思いやりのある風習です。直接顔を合わせることは難しい場合でも、電報という形で思いを伝えることは可能です。電報に添えるギフトには、喜寿の テーマカラーである紫色を取り入れたり、「喜」という文字を関する喜寿のお祝いにふさわしいものを選べば、きっと受け取った人も「喜んで」くれることでしょう。
電報屋のエクスメールでは祝電・お祝いにぴったりの電報台紙やギフト、またメッセージを作成するときに便利な文例集をご用意しています。喜寿のお祝い以外にも、ご家族やご友人の結婚・誕生日・卒業などのお祝いをしたいという方は、ぜひご活用ください。
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