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海外にも電報は送れる?国際電報サービスについてご紹介

2021/09/01 更新日:2025/02/20
結婚式や誕生日などお祝いのイベントの際にお祝いの気持ちを祝電で伝えたり、訃報の際にお悔やみの気持ちを弔電で伝えるなど、現代でもコミュニケーションの手段として「電報」は活躍しています。相手が海外にいる場合は、直接会うことや電話で連絡することは難しいため、「海外の友人に電報を送りたい」「取引先の慶弔に電報を送りたい」というニーズもあるでしょう。
そこで今回は、海外へ電報を送る際の基本的な流れや注意点、おすすめの国際電報サービスについて解説します。

海外に電報を送ることはできる?

結論を述べると、海外への電報を送る国際電報は「電報サービスによっては提供しているところもある」ということになります。

電報サービスを提供している会社ごとに、海外に電報を送る(国際電報サービス)ことができるかどうかは異なりますので、海外に電報を送りたい場合は、国際電報を取り扱っている電報サービスを利用する必要があります。
国際電報を取り扱っているかどうかは、ホームページで海外に電報を送れるような表記があることを確認するか、「よくある質問」等で海外への電報の発信可否についての記述を探してみると良いでしょう。

電報屋のエクスメールでは、国際電報サービスを取り扱っております。日本からでも海外からでも、約120カ国へ電報を送ることができるため、海外のご友人や取引先などに電報を送りたい場合にもおすすめです。

海外に電報を送る際の注意点

海外に電報を送るときは、いくつか注意しておくポイントがあります。

届くまでに日数がかかる

海外に電報を送る際は、日本国内宛とは違い、配達に時間がかかることを考慮しておきましょう。
国や地域によって到着までの日数が異なり、祝日や週末を挟むとさらに遅れることがあります。また、空港から離れている地域や離島などでは、配達日数が標準より長くなることもあります。さらに、通関手続きに時間がかかる場合もあるため、できるだけ早めに手配するのがおすすめです。
特に「年末年始」や「アジア諸国・地域での旧正月の時期(1月後半~2月前半ごろ)」・「クリスマスホリデーの時期」は郵便業務が一時的に休止することがあります。この期間中は国際電報の配達に遅れが生じる可能性があるので要注意です。
大切な日程に間に合うよう、余裕をもって手配しましょう。

例えば電報屋のエクスメールでは、下記のページにて国別のお届け日数をまとめています。土日祝の配達の有無も掲載していますので、ぜひご確認ください。

国内向けの電報よりも料金が高くなる

海外に電報を送る国際電報の場合、基本的に国内宛ての電報よりも料金が高くなります。
例えば電報屋のエクスメールの場合では、通常の電報台紙やギフト商品の料金にプラスし「海外加算料」という配達先の地域ごとに設定された料金が加算されます。
宛先の国・地域や送りたい電報台紙やギフト商品にもよりますが、日本国内宛ての電報よりコストがかかりますので、費用面が気になるという方は下記のページにてご確認ください。

贈ることができるギフトが制限される

電報サービスには「一緒に送ることができるギフト」を購入できるものがありますが、海外に電報を送る国際電報の場合にはギフトの種類が制限されることがあります。

電報屋のエクスメールでも、「ぬいぐるみ」「プリザーブドフラワー」「お箸」「カタログギフト」など多数のギフト商品を取り揃えておりますが、海外に電報を送る場合には「ぬいぐるみ」と「お箸」のみがギフト商品として贈ることが可能となっているので注意が必要です。
日本からギフトを発送する場合、相手国の通関関連の法律や禁制品のルールなどに抵触するため、食べ物や植物のように海外に発送できないものをギフトとして贈ることができません。また、輸送距離が非常に長いため、こわれやすいもの、割れやすいものなどは海外宛のギフトで贈るのには適さないものがあります。

また、ギフト商品の金額によっては各種税金が課せられることがあります。名宛国において関税・消費税・通関料がかかる場合は国際的なルール上、受取人様の負担となります。海外宛にギフトを贈る場合は、これらをご了承の上、ご利用いただく必要があります。

輸送トラブルに巻き込まれる可能性がある

電報を送る相手国によっては「輸送中に何らかのトラブルに巻き込まれる可能性がある」という点に注意が必要です。
日本国内宛でも同じことが言えるのですが、商品を輸送するという都合上、どうしても災害や天候など物理的な影響を受けてしまうことは避けられません。

例えば「台風の影響による土砂崩れで道路が封鎖されている」「送り先が山間部で移動中にトラブルが発生した」「お届け先の地域が洪水で配達できない」といったことが考えられます。海外の場合だと空輸の関係上、台風や大雪など天候の影響を強く受けてしまいます。また、国内のインフラ整備状況や国内情勢の問題、世界的な感染症の蔓延などの影響による配達の遅れが生じることがあります。

不測の事態により電報の到着が遅延してしまうリスクは十分に考えられますので、海外に電報を送りたい場合には相手国の状況を鑑みて、できる限り余裕をもって早めに電報を手配することをおすすめします。

会場・施設に送る場合は注意が必要

電報を海外に送る際、「送り先が会場や施設である場合」は注意が必要です。

たとえば、海外挙式をする友人に祝電を送りたい場合、日本では結婚式場宛に祝電を送るのが一般的なため、同じように海外の会場に直接送ろうと考えるかもしれません。しかし、海外のチャペルやイベントホールなどは、スタッフが常駐していないことが多く、電報の受け取り体制が整っていない場合があります。そのため、会場に送っても確実に受け取ってもらえない可能性があるのです。

そのため、日本から海外に行って結婚式を行う海外挙式の場合では、新郎新婦のほとんどはホテルに滞在するため、祝電は会場ではなく、新郎新婦が宿泊するホテル宛に送ることをおすすめします。ただし、お届けするホテル・施設によっては、国際郵便を受け取ってもらえないケースも稀もありますので、いずれにしても送る前に「受け取り可能かどうか」を確認しておくと安心です。

また、輸送途上のトラブルにより配達が遅れることもあり、会場・施設宛では式事やイベント終了後の到着となった場合は、電報の受け取りが困難になるケースもあります。配達日数がギリギリの場合は、会場ではなく、受取人の自宅や勤務先など、確実に受け取れる場所を選ぶことをおすすめします。

友人の海外挙式や、海外の知人の誕生日パーティーなど、施設を利用するイベントに電報を送る際は、これらのポイントを考慮して手配しましょう。

まとめ:海外に電報を送る場合も事前の準備を

電報サービスによっては海外にも電報を送ることは可能です。
国際電報サービスを利用すれば、遠く離れた国に住む家族や友人、ビジネスパートナーにも、短時間で心のこもったメッセージを届けることができます。しかし、日本国内宛の電報と異なり、送り方や対応国、配達日数、料金などに違いがあるため、事前に確認しておくことが大切です。
海外宛に電報を送る事情が発生したら、早めに情報収集を行い、早めに電報を手配しておくことをおすすめします。

電報屋のエクスメールでは世界120カ国へ電報のお届けが可能です。配達日数や料金についてはお届けする国によって異なります。下記のページにて、お届け目安と海外加算料を確認することができますので、ご利用の際にご参照ください。

海外へのお届け日数・料金確認はこちら

エクスメールの慶弔電報については、下記のページを御覧ください。
祝電・お祝い電報
大切な方のご訃報に接した際、御葬儀に参列できない場合の弔電・お悔やみ電報特集

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