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開店祝いに電報を送るときのマナー。ビジネスでも使えるポイント

2021/11/24 更新日:2024/07/18
知人や友人が新しくお店をオープンした時に、新たな門出を祝う気持ちを込めて贈るのが「開店祝い」です。
日本では、お祝い事がある際に「電報」を送る習慣がありますが、「開店祝い」もまた、電報を送るのに相応しいシーンの一つです。しかしながら、お祝いの気持ちをしっかりと伝えるためには、一緒に贈るギフトや電報のマナーについても気を付けなければなりません。せっかくお祝いをするのなら、喜んでもらえるものを、失礼のないように贈りたいですよね。
そこで、今回は開店祝いに電報を送る時のマナーについて解説します。

開店祝いの電報のマナー

開店祝いで電報を送るにあたって、いくつか気を付けておきたいポイントがあります。ここでは、開店祝いの電報やギフトを贈るときのマナーについてご紹介いたします。

電報を送るタイミング

電報を送るタイミングは大きく分けて3パターンあります。送り先やギフトの内容に応じて送るタイミングを決めていきましょう。

1つ目は「開店前に余裕をもって」送る場合です。開店直前や当日は開店準備でバタバタしていることが多いため、そのタイミングで電報やお祝いの品が届くと迷惑になってしまう可能性もあります。そのため、基本的に開店する旨を聞いたら早めに電報を手配し、開店前の1週間程度で届くようにすると良いでしょう。

2つ目は「開店前日または当日」に送る場合です。前述の通り開店準備で忙しい中で電報を送ることにはなるのですが、一緒に贈るギフトによっては当日や前日に送ることがおすすめです。例えば生花のようなギフトを早めに送ると、開店までに花が傷んでしまいます。そのため、生花など傷みやすいものをギフトとして一緒に贈る場合には、開店当日か前日くらいがちょうど良いのです。
ただし、プリザーブドフラワーのように、傷みにくく店内に飾れるタイプのギフトの場合、相手も飾る場所などを検討する余裕ができるので開店前に余裕をもって贈るのがおすすめのタイミングになります。

3つ目は「開店記念パーティに間に合うように」というタイミングです。開店するにあたって、記念パーティなどを開催することもあるでしょう。このとき、電報と一緒にフラワーギフトを贈ると、パーティに華やかさを添えることができます。

これらのタイミングを逃してしまった場合でも、開店後1か月くらいであれば開店祝いとして送っても問題ないでしょう。それを過ぎてしまったら、開店1周年記念などで改めて電報やギフトを贈ることもおすすめです。

開店祝いの熨斗(のし)や立て札

開店祝いのギフトに熨斗(のし)紙やお花の立て札をつける際のマナーをご紹介します。

■熨斗(のし)紙
・水引
水引の結び方は大きく分けて「結び切り」と「蝶結び」の二つがあり、開店祝いの水引は、主に紅白の蝶結びが使われています。
蝶結びの水引は何度も結びなおしができることから、出産祝いや季節のお祝いなど「何度あっても良い」お祝いの場面に相応しいとされています。

・表書き
熨斗(のし)紙の上段に書く文字のことを表書きと言います。ここにはお祝いの名目を記載します。
開店祝いの表書きは
●御開店御祝
●祝御開店
●御祝
●開店御祝
などが一般的です。

・名入れ
熨斗(のし)紙の下段には贈り主の名前を記載します。
個人で送る場合は個人名を書きます。法人の場合は会社名(+役職名・部署名等)+個人名を。連名で送る場合は年齢や役職の高い順に姓名を右から記入していきます。人数が多い場合は代表者名+有志一同や社員一同などとするとよいでしょう。

■立て札
開店祝いにお花を送る場合は、立て札を添えるのが一般的です。立て札には「誰から」「どのような理由で」贈られたものなのか、一目でわかるようにする必要があります。

・頭書き
立て札の上部に、お祝いの名目を記載します。
開店祝いの場合は
●御開店御祝
●祝御開店
●御祝
●開店御祝
などが一般的です。

・贈り主の名前
頭書きの下には贈り主の名前を記載します。
法人であれば「会社名+個人名」もしくは「会社名+役職名(部署名)+個人名」と記入します。特定の個人ではなく社員全般や団体で送る場合は、会社(団体)名+有志一同や社員一同と書きましょう。
個人で送る場合は個人名を書きます。

開店祝いの電報に添えない方が良いギフト

開店祝いの電報にギフトが添えてあるとお祝いの気持ちをより伝えることができますが、「開店祝いであること」を考慮すると避けた方が良いギフトがいくつかあります。

1つ目は「火や赤色を連想させるもの」です。灰皿やライター、ストーブのように「火」を連想させるギフトは「火事」や「赤字」を連想させるので開店祝いには縁起が良くありません。また、生花や花関連のギフトを贈るにあたっても、赤い花は避けた方が良いでしょう。

2つ目は「下半身に身につけるもの」です。靴下やスリッパ、マットなどのように「踏みつけること」に繋がるようなものは、開店祝いのギフトとしては避けたほうが良いでしょう。

3つ目は「壁飾りや壁掛け時計など」です。これは使用するにあたって壁に穴をあけるなどの作業を必要とするため、新店開店にはあまりふさわしくありません。しかし、店舗のインテリアや装飾に関連するギフトは相手からのリクエストで贈ることもありますので、ギフトを選ぶ際にあらかじめ確認をしておくと安心です。

このように、開店祝いという性質を考慮すると、縁起の悪さなどの問題で避けた方が良いギフトも存在します。ただし、贈る相手の業種によっては実用的で喜ばれることもあるため、相手の意向を尊重してギフトを選ぶようにしましょう。

どうしてもギフト選びに困ったら、贈った相手がギフトを選ぶことができるカタログギフトがおすすめです。

カタログギフトはこちら

開店祝いの電報の文例

エクスメールでは、開店祝いの電報向けの文例を多数ご用意しております。マナーに不安がある、なかなか文章がまとまらない、というような場合には文例を活用しながら電報のメッセージを作成してみてください。

  • 開店おめでとうございます!千客万来、限りないご発展を祈っております。

  • この度のご開店誠におめでとうございます。今後の益々のご発展をお祈り申しあげます。

  • ご開店おめでとう。お客様とのつながりは笑顔から始まります。スマイル、スマイルで頑張ってください。

  • ご開店おめでとうございます。立地もよく、とてもすてきなお店だそうですね。近いうちに、ぜひお伺いします。

  • ご開店記念、心よりお祝い申しあげます。微力ながら応援しております。今後ますますご発展されますようお祈りいたします。

開店祝いの文例集一覧はこちら

まとめ:マナーを守って開店祝いを電報で送ろう!

開店祝いでは、できれば直接お祝いの言葉を伝えたいところですが、どうしても難しい場合には電報で気持ちを伝えることをおすすめします。
今回の記事を参考に、素敵なギフトを添えて電報でお祝いの気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

電報屋のエクスメールでは、開店祝いの気持ちを伝えるのに失礼のない電報カードや、電報と一緒に贈ることができる最適なギフト商品を多数取り揃えております。贈り方が分からない、マナーに不安があるという方にも安心してご利用できるように、お電話やメールでもサポートさせて頂きます。開店祝いの電報やギフトはエクスメールへお問い合わせください。

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